はじめての歌詠み

日々の生活に彩を添えたいと思い、歌を詠むことにしました。恥知らずの〇〇の手習いです。闘病中ですが前向きにゆっくりと歩いていきます。牛のごとくに、カメのごとくに、

2023年11月のブログ記事

  • 富士山は見守る 湯浴み

    ゆきかぶる富士にみられしわが湯浴み ぽんぽこおなかゆーらりゆらり 10 月の終わりごろ、箱根から御殿場へ向かう途中、乙女峠を少し下ったっところにある温泉が私のお気に入り温泉です。富士山がでーんと居座っています。富士八景の湯という温泉です。温泉につかり富士山を真ん前に見て至福の時間を過ごします。平日... 続きをみる

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  • 富士山に見守られて

    今日は通院の日です。朝早くから暗いうから出かけてきました。病院は暗いイメージはなく明るい雰囲気でまるでホテルのよう。先生は真摯な方で年寄にていねいに対応してくださいます。あなたは年だからと面と向かって言われた大学病院もあります。その時は沈みました。いまほそんなことは有りません。生産性がなくても大事... 続きをみる

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  • エンドウよ

    吹きすさぶ木枯らしの野に生まれし芽    スナップえんどうつちわりて立つ かわいくていじらしい芽です。11月の初旬に蒔いたスナップえんどうが早くも芽をだしはじめました。これから厳しい本格的な冬なのにその細い身で耐えていくことができるのでしょうか。これまで思いもしなかったえんどうの身を、介護をしてい... 続きをみる

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  • 秋の夜

    秋の夜に うたよむ人はモンスター    やまのせんべいバリボリ食らう 秋の夜長を歌を詠んで寂しさを忘れます。前にせんべいの山、大腸がんステージ3でも食欲はおとろえません。アルコールは控えめにしてほとんどいただきません。左党のわたしは罰を与えられ大腸を半分近く切除しました。術後は体重は5kgへりまし... 続きをみる

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  • 枯れ葉の街

    枯れ葉ふる風に向かいて走る子ら  買いものたのし父は荷おもく 行く秋を惜しんでリハビリの散歩に出かけました。イチョウがまっ黄色で目を移せば山茶花が咲き始めています。そのコラボレーションがすてきです。その街に買い物を済ませて父が大きな袋を重そうに運び、そのそばで子供が走りはしゃいでいます。きっと子供... 続きをみる

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  • いちじくのこども

    いちじくの葉の散りゆきてひとつあり うれぬみのまま何思う秋 いちじくを庭に植えて3年目で夏の終わりに実がはじめて3個なりました。なんとおいしかったことか。もっとなることを期待していたのですが、葉が茂るばかり。葉が’一枚一枚散り始めたとき、ひっそり身を隠していたいちじくが見えてきました。かわいいいい... 続きをみる

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  • 北風吹いて

    抗ガンの永きになれば心枯れ 妻の思いも北風に舞う 妻は2週間ごとに日本有数のガンセンターへ私を連れて行ってくれ、化学療法のあと点滴のボトルをつけて帰宅して2日後に点滴針をぬいてくれます。それがもう5年、100回以上も続いています。頼りきりになっているので妻の負担は多くわたしの心の重荷にもなっていま... 続きをみる

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  • ウエルカム

    家前の人を迎えしヒメシャラは 葉の散る身にも安らぎて待つ 玄関前のヒメシャラは初夏には小さい白いはなをつけかわいらしい。夏には勢いよく葉をつけ木陰をあたえてくれます。今は葉も落ち干からびた葉が残っているだけになりました。私は枝につかまりながら行き来するのでその部分はつるつるです。看板娘のようにみな... 続きをみる

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  • 年賀状

    今年の私の賀状でした。 おしまいと告げし君の年賀状 遠い日の星 残照に光る 今年で終わりと年賀状をやめる挨拶をいただいて寂しく思う。 遠い日の思い出は残照の中に光っている。

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  • スタッフの明るさに救われ

    おかあさんたわむれに呼ぶ介護士に こわばる顔も笑みのほぐるる 午前中はリハビリ。集う利用者は高齢者で脳梗塞やガンなどと闘病する人たちが多い。酸素ボンベを携行人も。みなさん歩行が不安定でなんとか歩けるようになりたいと必死にエクササイズする。わたしは風のように走る夢を見た。そうだ。走れるように、駆け足... 続きをみる

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  • 医の救い人

     朝日新聞より 弾丸のパレスチナの医の救いびと傍観のわれこころいたみし ガザで医療支援を行っていた日本赤十字社看護師の川瀬さん、頭が下がります。私は何もできずただひどいひどいと嘆くだけです。ユダヤ民族に対するジェノサイドの歴史を反省するあまり、ユダヤ人の過剰な自己防衛を擁護している西側諸国は理解で... 続きをみる

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  • 影と二人

    杖ついて追い越していく老いの人 われ遅々として影と急がず リハビリの朝の散歩をしていると、朝の光の中で必死に足を前に出す私を追い越していく杖つく高齢の人。おはようの挨拶をしようとしたがその人は聞こえないのか無言で行く過ぎる。私は長く伸びた私の影と急がず,影に語りかけながら前へと進む。 半分にわけて... 続きをみる

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  • つわぶきの花

    庭のすみやさしい光につつまれて黄いろく笑むはつわぶきのはな 天気の良い穏やかな日。庭の椿のそばににつわぶきの花が咲いている。はでさはないので心落ちつく。晩秋によく合う花だ。「一隅を照らす」の言葉のように。 午前中はこどもたたちとの勉強会。

  • 美は悲しみに

    チャプリンの美は悲しみにありという      落ち葉ふむおとかなしやさしく 陽があたっています。青春時代見たチャップリンの映画の中のセリフです「街の灯」だったでしょうか。枯れ葉を踏みながら思い出しました。今日は子供たちと勉強会です。夜おそくなるので朝詠みました。 1118

  • 千羽鶴

    われのため千羽鶴おりあたたかき妻に言わざる感謝の思い 口の重い自分には照れくさくて素直に言えない感謝の言葉。 妻のしてくれることが深い愛だと気づいているが妻も私もへそ曲がり。お互いに思いと別のことを言ったりする。変化にとんだ生活もまたおもしろい。20231117

  • 落ち葉の輝き

    朝露にきらめく落ち葉陽あたりの人目をさけて輝いており リハビリの散歩道でこの光景にであいました。落ち葉の宝石に今まで気がつきませんでした。とても詩的な風景でした。写真を撮らず残念。 人にきずかれなくても静かに輝く存在でいたいまんまるだんごです。20231116

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  • リハビリのジム

    骨の鳴るゴキボキ手足リハビリのジムに夢満つかっぽする老い リハビリでジムに行ってきました。孫娘が都心の大学に入学する予定ですので行ってみたいと思います。足がよろめき電車に乗るのも不安ですが少しずつ歩けるようになると願っています。2023115

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  • 子供の墓場

    軍靴の 狂気の行進 地獄絵の 子供の墓場 神はいずこに  テレビをつけると地獄の絵図に見ていられない。村上春樹氏が10年前、イスラエルの地で「卵と壁」のスピーチをされたが、今回どんな思いでいられるかお伺いしたい。イスラエルは狂気の沙汰だ。ホロコーストの過去の受難の歴史を盾に自らの狂気を正当化してい... 続きをみる

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  • 秋明菊の咲く庭で

    秋風に 誘われ庭に 杖と出て 思いをゆらす 秋明菊の花  2023/10/01

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  • よもぎ団子づくり

    まんまるとわれがまるめしくさだんご  ふぞろいのかお なきやわらいの         20231113

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