はじめての歌詠み

日々の生活に彩を添えたいと思い、歌を詠むことにしました。恥知らずの〇〇の手習いです。闘病中ですが前向きにゆっくりと歩いていきます。牛のごとくに、カメのごとくに、

北風吹いて

抗ガンの永きになれば心枯れ 妻の思いも北風に舞う


妻は2週間ごとに日本有数のガンセンターへ私を連れて行ってくれ、化学療法のあと点滴のボトルをつけて帰宅して2日後に点滴針をぬいてくれます。それがもう5年、100回以上も続いています。頼りきりになっているので妻の負担は多くわたしの心の重荷にもなっています。時にお互いに疲れがつもり、言葉のはしばしがバトルをはじめる。北風の吹く秋深い日に、妻の私への思い遣りを素直にうけられないひねくれた私がいる。